「意識」と「無意識」の関係

このブログは

「意識」と
「無意識(意識下の脳の働き)」の話

がよく出てきます。

私のメインテーマのひとつである
「感動」というものを知る上で
調べて行った先に行き着いたのが、

脳の「無意識側」が感情に
どのように影響を与えるか

ということだったからです。

 

なんだか分かりづらいですね。。

 

そこで今日は、
わかりやすい例を挙げてみます。

「聴覚」の話です。

 
まずは、周りの音を
意識して聴いてみてください。

 
エアコンの音

時計の秒針の音

パソコンのファンの音

部屋の外のクルマの音

 
何かしら、
今まで聞こえていなかった音が
聞こえてくるはずです。

それはなぜかというと、
今のあなたに
必要の無い音だったからです。

耳には入っていたはずなのですが、
脳が自動的に無意識下で、

「必要なし!」

と判断して、
意識の側へと、
聴覚情報を上げなかったんですね。

 

ここに電話の音や、
爆発音(縁起でもないですが…)が
聞こえると、

それは必要な音と判断され
意識の側へと上がって来て、
初めて気づくのです。

無意識側が必要な情報と判断して、
認識する。

この流れは制御不可能です。

不可能なので「空耳」という
誤報も来ます(笑)

 

前にも書きましたが、
人間の五感の平常時の働き方は、

視覚が約75%、
聴覚は約20%です。

(参考記事『五感の割合』)

 
視覚に比べると
聴覚には神経を割いてないのです
(嗅覚、触覚、味覚はほぼお休みしてますね)。

なので、例えば、

エアコンの調子が悪くなり
ガーガーと異音を発したとしても、
なかなか気付きにくいのです。
(それがとても大きな音なら別ですよ)。

でも、それが就寝時ならば、
他の感覚、特に視覚の割合が下がるので
相対的に聴覚の割合が増え
気づく可能性は高くなります。

 
このように、人間の脳は
一度に処理できる情報量に限界があるので、
その時に必要な感覚を
効率良く働かせています。

 
自分の周りには意識しないと
気付かないものがたくさんあります。

しかしそれは、常に脳には届き
無意識に処理されているのです。

 
 
 
ということを意識してみて下さい
(結局ややこしい話でした…笑)