録音エンジニアのボーカルコーチング
〜歌のうまさを決める8+1の要素〜

歌の“表現力”ってなんでしょう?

 
もし“表現力”に困っていたり
“表現力”の正体を知りたいのなら

このページがあなたの歌を変える
きっかけになるかもしれません!

 
あなたは、歌の上手さを決める要素って
何だと思いますか?

(人が歌を聞いて「上手いな~」と
評価するときの基準です)

 
音程? リズム? 声の良さ? 声量?
表現力??
感情が込められているか?
伝わるものがあるかどうか?

 
曖昧ですよね。。。

 
音楽が芸術である以上
その良し悪しの判断が
何かの数値で計れないことは
言うまでもありません。

 

ところで、

音程やリズム、声量についての
トレーニング方法は、
色々と巷に溢れていますね。

でも、同じぐらい重要な“表現力”について
教えてくれるところはほとんどありません。

「私の表現力、どうすればいいの!?」
「合ってるの、間違ってるの?」
「リスナーにとどいているの?」

もしあなたにそんな悩みがあるのならば、この

『早十昊平のボーカルトレーニング
~歌のうまさを決める8+1の要素~』

が、きっとお役に立てるはずです!

 
一般的なボイストレーニングとは
まったく違った角度から
歌を上手く“聞かせる”方法をお教えします。

 
・今までの“リズム感”の解釈は間違っていた!
・そもそも”ノリが良い”の“ノリ”ってコレだったの!
・歌うときに使って良い音量の幅があるなんて!!
・声に表情を乗せるだけで、こんなに感情が乗るの!?

 
といった驚きとともに、
新しい“歌への向き合い方”を手に入れてください!

 
 

自己紹介が遅れました。

音響家の早十昊平(さとうこうへい)と申します。

“音響家”ってあまり聞かない職業ですよね。

私の場合、主な仕事は
『レコーディングエンジニア』です。

録音スタジオでCD製作等のレコーディングに
かれこれ20年以上携わってます。

日々、プロのミュージシャンやアーティストさん、
声優さんやタレントさんなんかと
お仕事をさせていただいてます。

ここ数年は、

ライブや舞台の音響を担当する
「PAエンジニア」のお仕事や、

ミュージカルの音を録音し
整理する「音響デザイン」などの
お仕事もやっています。
 

広い意味で

『音のプロフェッショナル』
『聴くプロフェッショナル』

と考えていただければ間違いありません。

 
そして、今、あなたのアタマには、

「なぜ音響家が歌を教えられるの?」

という疑問が浮かんだと思います。

今からその疑問を解き明かすとともに、
“音響家でなければ教えられない理由”
もお話ししていきますね。

 
私の周りにはコンサートやミュージカルの舞台で
歌っているプロの歌い手さんたちが大勢います。

その歌い手さん達が抱えている悩みにも
あなたと同じように、

「声は出てる…」
「音程も合っている…」
「リズムも合っている(と思う)…」
「感情も込めている(気持ち的には…)」

なのに

「上手く歌えていない…」
「周りからもOKがでない…」
「評価もされない…」
「どこを直せばいいのか分からない…」

と悩んでいることは多いです。。

 
その歌い手さん達に、
音響家の視点からアドバイスさせていただいたところ、

 
「えっ?そんなところを直すんですか?」
「今まで聞いたことのない考え方ですね!」
「もっと早く言ってください!!」

 
という感想をいただくとともに、
歌が見違えるほど改善されていく

という状況を何度も見てきました。

それがこのコーチングを
始めたようと思ったきっかけです。

 
もう少し詳しくお話ししますね。

 

歌はこうして”作って”いる

最近のCDなどの音源では
“録音した歌を修正している”ことは、
もはや隠しようの無い
事実になっていますね(苦笑…)

良い歌が録れるまで何度も歌いなおしますし、
それをパズルのように貼り付けますし、

音程やタイミングをズラして、
あたかもうまく歌ったかのように
仕上げていきます。

我々の現場では

「歌直し」とか
「ボーカルエディット(歌編集)」

と呼んでいます。
それには大きく分けて2種類あります。

「お化粧」と「手術」です。

どちらが大変なのかは
なんとなく想像がつきますね(笑)

 
「お化粧」は

声に明るさを足したり
リバーブ(エコー)を足したり

といった、元の歌をより輝かせる作業です。
 
「手術」は

何度か歌った歌の素材(テイク)を
切ったり貼ったり、

機械で音程を直したり、
タイミングをずらしたり、
音量を変えたり強さを変えたり、、、

あらゆる手段を使って歌を
上手く作り上げていくという作業です。

 
ちなみに、、

歌詞の一文字、音符の一音だけを、
別のテイクに差し替える
なんていうのは日常茶飯事なんです(笑)

 
このように、

録音された歌をさらに上手な歌へと変貌させていく

それが我々レコーディングエンジニアの
仕事のひとつなんです。

 

誰が歌を作るの??

録音の現場というのは、
我々エンジニアの他に、
「ディレクター」と
呼ばれる方がいらっしゃいます。

歌の方向性を定め、
良い悪いを判断し、
歌い手に指示を出し、
正しい方向(=うまい歌)へと導く人です。

その多くは、
プロデューサーや作曲家さん、編曲家さん、
バンドのメンバー、または歌い手さん自ら
ディレクターを兼ねることもあります。

もちろん、
我々レコーディングエンジニアが
その役目を務めることもあります。

 
歌い手さんは、ディレクターの指示のもと
歌う方向性を決めて歌っていくのです。

そして、
歌い終わったものを
さらにブラッシュアップするための
「お化粧」と「手術」をどう進めていくか?

その指示を出すのも
基本的にはディレクターさんです。

我々エンジニアも、
ディレクターさんと
話し合いながら作業を進めます。

 
ここで録音業界内での
「ディレクターあるある」なのですが、
(秘密にしておいて下さい!)

 
多くのディレクターさんは、
歌い手さんや、
我々エンジニアへの指示が不明確です!!

まさか!?と思われるかも
知れませんが事実です。

 
なんとなく、、、
ふんわりとした、、、
感覚的な、、

 
そんな指示が多いんです。

もちろん、
音程、リズム、声の出し方や
などについては
明確な指示を出されることが多いのですが、

表現力や感情についての指示は
そのほとんどがザックリと
していてあいまいです。

 

「もっとやわらかく」
…(これならまだ良い方です)

「もうちょっと心を込めて」
…(歌い手は具体的にどうすれば
いいのかちょっと戸惑います)

「ニュアンスが足りない」

…(指示ではなく感想ですね…)

「朝日が昇るような感じにしてほしい…」
…(それは頭の中のイメージ映像です…)

 
このような指示が飛び交うのです。

我々エンジニアは、音を生み出すのではなく、
そこにある音を料理していく立場なので
あいまいな指示でも
まだなんとか対応することはできます。

 
しかし歌い手さんはというと、

期待に応えようと、
何とか自分の引き出しから
何かを引っ張りだそうとし
アレコレとがんばるのですが、、、

 
結局悩んだまま歌い続ける事になります。

 
そして、

良いのか悪いのか、
歌い手さんは自分で理解できぬまま、
 
「はい、とりあえずOK!」
 
という声がディレクターさんからかかり
録音終了となります。

あいまいな指示に応えられたかどうか、
不安を抱えたまま終了です。。

 
音楽は正解のない芸術ですから
仕方のないことなんですが、、、

具体的にどこをどう直すのか指示をするのは、
音楽業界に携わっている人でも
なかなか難しいんですよね。。

 

いよいよ手術の開始です

そして、その後「手術」となります。
(この時点で歌い手さんの仕事は終わっています)

何度か歌った素材(テイク)を切ったり貼ったり、
機械で音程を直したり、
タイミングをずらしたり、

という作業です。

 
我々エンジニアは、ディレクターさんからの指示が
感覚的であいまいなものであっても、
機械を使わなければならないので、
すべて物理的に、数学的に、処理をしていきます。

つまり

 
“なんとなく”

 
でしか表現できないものであっても
あらゆる手段を使って具現化していくのです。

 
私達は感覚だけでは作業できないのです。

機械に“なんとなく”という動作はさせられません(笑)

機械は私の指示通りにしか動きません。。

 
そして
「手術」後に上手くなった歌に
「お化粧」を施して完成です。

(最後は孤独な作業です。。)

 
 
そして、ようやく、
その完成品を
歌い手さんやディレクターさんに
聴かせることができます。

そうすると

 
「え〜、こんなに上手かったっけ!?」

「別人みたい!?」

「私、こんなに上手く歌えてました??」

「この歌を見本にして、練習し直します!」

「さすがコウヘイマジック!」
(これはお約束フレーズになっています笑)

 
このような“絶賛コメント”を、
ありがたい事に毎回頂くこととなります。

 
無事手術成功!!ですね(笑)

 

あれ、もしかして、、、?

さて、そんな作業を何年も何百曲もやっていると
ふと、あることに気付くのです。

私が行っている「手術」は
機材を使った技術的な作業です。

 
しかしその作業に必要な

歌を上手く聞こえるようにしていく
ポイントやコツ

これらは、
音楽的な理論と感性
そして経験に基づいたものです。

それを機械で表現させているに
過ぎないのです。

 
ということは、

もし始めから歌い手さんが
上手く歌えていたら、
行わなくて良い作業

 
ですよね。

(実際、手術の必要のない歌い手の方も
少数ながらいらっしゃいます!)

 
つまり、、、
もし歌い手さんが
そのポイントやコツを身に付けていたり、
知識として知っていたとしたら…?

 
歌い手さんが歌うときにどういう風に歌うか、
歌へのアプローチが変わってきますよね!!

 
あいまいな指示が来ても対応できますよね!!
 
始めから上手い歌が歌える可能性は
飛躍的に高まりますね!!

 
(私の「手術」時間も短縮されますね!)

 
実際、レコーディングの前にレッスンを行うと、

飛躍的に上手くなった状態で
レコーディングに臨め、
短時間で良い結果が
得られることが多かったんです!

 
そしてこれらは、
歌を歌う場面では役立つものですから、
レコーディングに限らず
ライブでも応用できたのです!

 
それらをまとめたものがこのプログラム
『早十昊平のボーカルトレーニング
~歌のうまさを決める8+1の要素~』

なんです!

 
次のページでは、
歌を歌うときに勘違いしがちな
とても大事な部分のヒントを
お教えします!