「あたたまるコーヒー」と「冷えるビール(?)」
「ビールいかがですか?」よりも
「冷たいビールいかがですか?」の方が
効果的だという記事を
少し前に書きました。
たかが一言、「冷たい」を
付け足しただけで、
訴求効果が変わってくる
というお話でした。
では、
「温かいコーヒー」
は、どうでしょうか?
もちろん効果的な表現ですが、
さらに相手の心に響く
言い方があります。
それは、、
「温まるコーヒー」
です。
「温かい」だと、
コーヒーそのものの温かさを
表現していますが、
「温まる」は、
コーヒーを飲んだ後の、
人の体温を無意識に連想させるのです。
(でも「冷えるビール」は、お腹を壊す
イメージになるので、やめた方がいいです)
このように、
“無意識の連想”
を呼び起こすような表現を使うのが、
コピーライティング(文章書き)の
資本的なテクニックなんですね。
コーヒーが温かいことを伝えるよりも、
コーヒーを飲んだ人が
どんな状態や感情になれるのか、
そこを、さらっと、伝えるのです。
音響の仕事で、
音楽や舞台を作っていても、
見る人、聞く人の
“無意識側”に
うまくアプローチできると、
予想以上の反応が得られます。
人間の感情は、
無意識側からコントロール
できるのです。
詐欺の類も、
このテクニックを使っているので、、
くれぐれもご注意ください!