音程を合わせただけでは上手くならない!

昨日の記事

「音程の正しい歌=上手い歌」ではありません!

の続きです。

 
では、なぜそんなことが言い切れるのか?

 
それは

単純に私がたくさん失敗をしたからです。

 
その昔、某アイドル歌手の録音をしました。
(20年前ぐらいの話です)

 
当時はまだテープレコーダーを使用していた
時代ですので、
歌の直しについては限界がありました。

今のように、コンピューターで
音程やタイミングをチョチョイといじる
なんてことはできなかったんです。

それでも
音程の直しは存在しました。

今と違って、ビジュアルで音程が
わかるものではなく、

耳だけを頼りに、
ハーモナイザーという機材で、
音程を1セント単位で
直していくのです。

※1セントは半音の100分の1です。

で、

フルコーラス直すのに、
5〜6時間かかったでしょうか?

 
出来上がったものを聞いてみると

 
「音程は綺麗になったけど、下手だよね..」

 
という評価が、、、

 
確かに、直す前のものと聴き比べると
音程は格段に良いのです。

しかしながら、

「下手なものは下手」

なんです。

 
ちょっと泣けてきました。。

 
そこから、

「どうすれば上手く聞こえるか、、?」

という探求の日々が始まったんですね。

 
そのアイドルに限らず、

歌い手は音程を気にして歌いますし
録る方も音程を気にします。

でも、それ以外にも大事なことは
山ほどあるんですね。

 
そこを掘り下げられるようになるまで、
15年以上かかりました。。

(詳しくはこちらに書いています!)

歌のうまさを決める8+1の要素