カテゴライズの弊害

「この人はこういうタイプ」

「このタイプの物は使い物にならない」 

このように決めつけて
かかってしまう事、

無いですか?

これは、
自分の理解出来る範囲で
カテゴライズ(分類分け)した方が、
自分の気分が安定するからなんです。

 
人は、自分が理解出来る範疇に
無いものと対峙すると、
心が不安定な状態になるんです。

安心したいんですね。

なので、自動的に、
安定を求めるんです。

 
しかし、それは、
自分の考えを深めたり、
他人の考えを受け入れるときには、
障害になってしまいます。

自分の殻を破り成長する為には、
その概念から脱却しなければならない
時間も必要なんですね。

 
ではどうするか?

 
その方法は、
以下の2点に気をつける事です。

 
1)【一致情報に着目しすぎない】

「血液型A型はこう、、、」
「日本人はこう、、、」

というような概念があると、
その人に色々な面があるにも拘らず、
一致した部分にだけ強く着目し、
全てを分かったような気になってしまいます。

「日本人はこう、、思うけど、、、」

というように、
思考を切り返すことを勧めます。

 
2)【不一致情報を無視しない】

自分の分類分けに当てはまらない時に、

「血液型A型なのに珍しい」
「日本人っぽくない」

という理由をこじつけて、

“同分類の中のめずらしいもの”

という位置づけにして
勝手に解決してしまうのを
やめることです。

「そもそもこの分類わけ自体が、
必要なかったな」

と考え直すことが大事です。

 
カテゴライズは
頭を整理したい時には良い事かも知れません。

しかし、人にもモノにも個性があります。

個性を尊重する事で、
新しいものの見方が生まれます。 
 
やり方によっては、その個性を
殺すことになりかねません。

 
 
自分の枠だけに
全てを収めるには世界は広すぎます。

諦めましょう、良い意味で^^

 
関連:「安心領域」