早十昊平のボーカルコーチング_045

今日取り上げる曲は

三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE の

『Eeny,Meeny,miny,moe!』

です。

カッコいいんで、とにかく聞いてください!

難しい話は後でします!

 

 
 
EXILEファミリーです。

“二枚目声”ですし、
トラックもかっこいいですし、
売れる要素は盛りだくさんです。

 
EXILEファミリーの
ボーカルのすごいところは、
グルーヴ感が、
ずば抜けているんですよね。

とにかく歌のグルーヴを外さないんです!

 
良い指導者がいることは、
想像出来ますし、

何よりダンサーさんでもあるので、

「音のどこに、動きをハメるとクールになるか」

ということを
感覚的にも理論的にも
知っているでしょうから、

それを応用して、

「歌を乗せるときに、
音のどこにアクセントを
つけるとクールになるか」

これも考えられるのだと思います。

 
 

一番象徴的だと思ったのが、

 
2コーラス目のBメロの(2:01~)

 
『背中押してくれる人のため
弱音なんて捨てて Year 叩きあげろ』

 
この部分は、日本人の感覚では
無いですね!

 

  
ちょっと分解してみると、

 
テンポ(BPM)は105です。

それを半分の210で捉えて、
さらに210の裏拍でリズムを感じると、
この感覚になります。

 
メトロノームを210で鳴らして、

「ンカ、ンカ、ンカ、ンカ、」
と、言ってみた時の、

「カ」

のところにアクセントを意識して、
歌を当てていくのです。

そうするとこのグルーヴが生まれます。

 
 
 

…分かりづらいですね。

(重々承知しております…)

  
 
理論はひとまず置いといて、

 
 
まずは、
この部分をまねして歌ってみて下さい。

そのときに、

 
「歌いづらい!」

 
と思ったあなたは、
このグルーヴ感が体の中に無い人です。

 

「意外といける!」

 
という方は、
このグルーヴ感を持っている
可能性が高いです。

 
 
生まれながらにして、DNAに
この感覚が組み込まれている本場の方や、
ダンス(しかもブラック系)の
文化の中で育った方には、

なんてことはない“あたりまえ”な
感覚なんだと思いますが、、

後付けで学ぶには、
それなりの時間がかかるかも知れません。

 
 

でも大丈夫です。

実際に、私の実技指導を受けて下さった方は、
まず、頭で理解出来るようになります。

 
「あ〜これ、ウラウラで取るんですね」

 
という感じです。

(今回の例で言うと、
105の裏拍が210で、さらにその裏拍、
という意味です…)

 
 
あとは時間をかけて、
そのグルーヴ感を体現出来るように
トレーニングしていけば良いだけです。

やっているうちに身に付きます。

 
純日本人の私が
後天的に理解出来ているので
大丈夫です。

 
このような楽曲を歌いこなしたい方は、
ぜひ実技指導を受けに来て下さい!

 
 
 
 
 
 
毎度、
リズム系の話は分かりづらくてスミマセン!

 
 
ではまた!

 

このブログは、録音エンジニアで音響家の早十昊平が、人様の歌に好き勝手にケチをつける、、、じゃなかった、プロの歌録音の現場で日々行っているディレクションをもとに音楽を分析したものです。題材として取り上げている音楽やアーティストには敬意はありますが敵意はありません!むしろ好きです!!