「表現力」は「技術の集まり」です。

昨日、

抑揚は技術の集まりです

と言いましたが、

歌の表現力と言われる部分は
すべて

技の集まり

なんです。

 

例えば、

感情を込めて歌う

実はこれも技の集まりです。

感情を込めること自体は、
誰にでもできることですが、

感情を込めたように聞こえる歌を歌う

これが ”技” なんです。

この違いわかりますか?

悪い教え方としては、、、

歌詞の意味を理解して、
自分に当てはめて、
リアルに想像して感情移入して歌う

こんなことでは、
歌に感情は入りません。

これは、
世に広がった間違った認識ですね。。

素人さんや歌を始めたばかりの人には
有効な教え方なのかもしれませんが、

プロの世界では、これは通用しません。

まずは

感情を込めたように聞こえる歌い方

を、しっかりと作ってから、

最後に想いを乗せてみる

そして、さらに、

それを聞いて、

感情表現がオーバーしていないか
しっかりと確認する

という作業工程を踏むことが必要です。

自分を客観視できないと、
聴き手との距離感が合わないんです。。

例えば、名曲

『なだそうそう』

を、悲しい歌だからといって
泣きながら歌ったらどうなりますか..?

聴き手はドン引きです(笑)

あなたが

“天然でうまい人”

(あまり深く考えずに
うまく歌えてしまう、天才型の人)

でないのであれば、

しっかりと学んでみてはいかがでしょうか?

早十昊平のボーカルコーチング