音響さんの聴力
「音響さんの耳は
どこまで細かい音を
聞き分けられるんですか?」
そんなことをよく聞かれます^^
そんな時は決まって、
「高音は犬と同じぐらい聞こえるので
犬笛は吹かないでね」
「2km離れた人の会話が聞き取れるから
陰口に気をつけてね」
などと、
お答えしております(笑)
もちろん嘘ですm(__)m
でも、、、
録音の作業中に、
何かノイズが聞こえると思ったら、
自分の腕時計の秒針の音だった
なんてことはありますし、、
「ノイズが入ったので
確認させてください!」
と言って作業を止めたのに
ノイズが確認できず、、、
おかしいなと思ってよくよく調べたら、
少し離れたソファー席に座っていた
クライアントさんが、
ポテトチップスの袋に触った音だった
なんてこともありました。
両方実話です(笑)
それぐらい、
聴覚に集中しなければ
ならないんですね。
では、
我々の聴力そのものは
優れているのかと思いきや、、
多分普通の人よりは
悪いと思います。
普段から耳を酷使していますし、
聴覚に意識を持って行く頻度が
一般の方に比べて格段に多いです。
大きな音にさらされることも、
しょっちゅうあります。
その代わり
イヤホンで音楽を聴くときは、
かなり小さめの音量にしています。
(電車内で音漏れするようなことは
絶対にないレベルです)
人間の聴覚は、
加齢と共に、高音域から
聞こえなくなっていきます。
そしてそれは、
一度聞こえなくなると、
二度と元に戻ることはありません。
細胞自体が死んじゃうんですね。。
なので、
商売道具である耳は、
大事に大事に扱っています。
でも確実に悪くなっていますね(泣…)
左右の聞こえも結構違います。。。
でも、なぜ、
耳そのものは良くないのに、
普通の人よりも細かく聞き取れるのか?
それは、
“聴覚のピント合わせ”
ができるからなんですね。
聞くべき音に必要な分だけ、
集中することができるんです。
実はコレ、
歌を歌う時に応用すると、
歌がうまく歌えてしまうんです。
その秘密は明日の記事で!