音から感情を感じ取る能力は誰でも持っている

ボーカルコーチングの中にある

「『声の表情』ってなんですか?」

という質問をいただきました。

 
答えから先に言いますと、

聴き手が
“声”を”音”としてとらえた時に
その”音”からどんな感情を
連想できるか?

ということです。

 
声だと難しいので、

例えば、、

 
長調の和音を聞いた時と

短調の和音を聞いた時とでは

イメージするものが違いますよね?

前者は、明るく楽しく
ポジティブなイメージで、

後者は、暗く哀愁があり、
ちょっとネガティブなイメージだと
思います。

 
また、それぞれになぞられた
フレーズを聞いた時にも
同じようにイメージが湧きますよね?

 
これらは万国共通です。
(民族によっては違うかもしれないので
ちょっと言い過ぎかもしれませんが..)

少なくとも、
これを読んでいるあなたや
あなたの周りの日本人ならば
ほとんど意見は一致すると思います。

 
人間には、

音楽を聞いた瞬間に、
そこから感情を感じ取る能力が、
備わっているのです。

能力と言うより
生理的反応ですね。

情緒反応に関連している、
大脳辺縁系が活性化するんです。

(してしまうんです!)

 
大人でも子供でも、

音楽好きでも、

音から感情を感じ取ることには
抗えないのです。

 
なので、、、

声そのものに感情を乗せるように
トレーニングしましょう

というのが、
私のボーカルコーチングの
メソッドに入っているのです。

それを

“声の表情”

と呼んでいます。

 
これの有る無しで、
歌の表現力の幅は、
かなり変わってきますよ。

ボーカル

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