マスタリング終了!
マスタリングとは
CD等の音源を作る際の最終工程です。
(CDプレス工場での作業や、
配信するためのアップロードとか
そういう作業ではなくて
あくまでも音楽制作の作業の
最終工程という事です)
作曲家さんや作詞家さんが生み出した音楽を
アレンジャーさんがアレンジをし、
演奏家さんが演奏し、
歌い手さんが歌を歌い、
それらを録音し、
楽器と歌などのバランスを
ミックスして整えて、
マスタリングで、
最終的に世の中に出す「音」として
仕上げるのです。
具体的には、
10曲入りのCDなら、
その10曲の音の音量感や質感を揃えたり、
曲と曲の「間(ま)」を決めたり、
そんな作業ですね。
この作業をしっかりすると、
いきなり、
「プロっぽい音」
に昇華します。
マスタリング前と
マスタリング後の音を
聴き比べると
その違いは歴然です。
世の中にはマスタリング作業の
プロフェッショナルも
いらっしゃいます。
「マスタリングエンジニア」さんです。
(そのままですね)
我々「レコーディングエンジニア」が
足を向けて寝られない方々です(笑)
バラバラに仕上げた10曲を、
見事にひとつの作品にしてくれます。
曲の前後関係や、歌の距離感なんかを
考えて作業してくれるので、
我々のアラが隠れます。
ただ最近は、機材の発達などもあって、
モノによっては、
自分でマスタリングを行うことも
あるのです。
今日、久々に
マスタリングをしたのですが、
結論から言うと
「餅は餅屋だ!」
「私には無理!」
です(笑)
半分ウソですが、
半分本当です。
マスタリングエンジニアさんと
比べたら、、、
悲しくなるウデマエです。。
今回は、
自分でミックスをした曲が
ほとんどだったので、
なんとかなったのですが、、、
マスタリングエンジニアさんは、
「よく、人のミックスした曲を
整えられるなぁ」
と、感心してしまいます。
しかも、
アルバム1枚で10曲入りで、
ミックスした人が5〜6人
なんてことは
ザラですからね。。
ミックスした人が違えば、
音の質感なんて十人十色です。
それを均一化するのですから、
それこそ「マジック」ですね。。
音の奥深さを
改めて思い知らされる作業でした。