「◯◯のために」頑張らないで…

もうすぐ平昌オリンピックですね。

スポーツオタクにとっては、
待ち遠しいところです。

そんな中、

スポーツ選手のコメントを見ていると、
ちょっと気になることがあります。

「お世話になった人の為にがんばります」

「応援してくれる人の為にがんばります」

「日本の皆さんの為にがんばります」

一見、ありがちな、
なんてことないコメントですが
ちょっとだけ違和感を覚えます。

お世話になった人や、
応援してくれる人の為

ならばまだしも、

日本国民は、背負い過ぎな気がします。

そんなにプレッシャーを背負わず、
もっと自分勝手に、自分のために
戦って欲しいなぁ

と、思ってしまいます。

(マスコミに言わされてる感じも
しますけどね…)

 
「◯◯のために」

は、聞こえはいいのですが、
言葉的には、見返りが生じています。

「〜のために」やったのだから
「〜をしてほしい」

という文脈が成り立ってしまうんです。

本人は、そうは思っていなくても、
『言霊』的に、無意識に、
見返りについて刷り込まれている
可能性があるんですね。

では、「◯◯のために」の代わりに、
なんと言えば良いのでしょうか。

 
その答えは
イチロー選手が言っていました。

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誰かを「思い」何かをすることは、
見返りを求める事も無く、
そこに愛情が存在しているから
不幸な結果になる事が
少ないように思う。
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誰かを「思い」プレーすることには、
見返りは存在しませんし、
そこにはあるのは愛情のみです。

だから誰かのためではなく、
「誰かを思う」
という表現を使うそうです。

 
さすが、素晴らしいことを
おっしゃいますね。

 
言葉は無意識に、
アタマの中に刻み込まれます。

「誰かのために」が重たくなる前に
言い方を考えた方が
良いかも知れませんね。

スポーツ選手の皆さんには、

家族や関係者はともかく
国民のために頑張るのではなく、

誰かを思い、感謝し、
“自分のため”に頑張って欲しい

と思います。