宣伝に込める”満足度”
宣伝には、
同じもの(価値)を提供するのであれば、
あまり期待させすぎ無い方が効果的
という場合もありますし、
期待を煽りまくって、
一回きりの購入に繋げた方が良い
という場合もあります。
例えば、
映画の予告編を観て期待してたら、
内容はさほど面白くなかった
なんてこと、
ありますよね。
これは、一回きりの購入なので、
ビジネスとしては成功です。
「2度と観ねーよ!」
って思われるかもしれませんが、
映画って、よっぽど面白くなければ、
ほとんどの人は
一回しか観ませんよね。
この作品面白くないな、、、
と、配給会社が思ったとしても、
その一回の購入を目的にした
宣伝を行えば良いのです。
(悪い口コミが
広まっちゃいますけどね。。)
これが映画ではなく、
何度も購入してもらうもの、
例えば食品とか日用品とか、
数年後に買い換える
可能性のある家電とか、
購入頻度の高いものになると、
誇大広告は厳禁です。
使った時の、
「宣伝と違うじゃねーか!」
という怒りが、
次回の購入を妨げます。
ライバルの商品に
鞍替えされてしまいますね。
満足度は、
「実際に感じた価値」 – 「事前期待値」
で決まります。
事前の期待値、予測、が
高いレベルにあると、
実際に感じた価値との差が
小さくなってしまい、
結果として満足度が下がります。
なので、
”どこまで期待させるか”
というのは、
宣伝戦略では
アタマを悩ませるところなんです。
顧客の為を思って、
先に詳細に説明しすぎると、
その先の驚きを小さなものとしてしまい、
結果として満足度を下げてしまいます。
説明のしすぎは、
逆効果になる事もあるんですね。
何度観ても面白い
映画や舞台なんかもありますが、
それは、
本当に価値のあるもの
ですね。
そうなれれば良いのですが、、、
それには時間が掛かります。
「初演」について、
どこまで宣伝で煽っていくのか、
期待させるのか、
本当に難しいです。。
宣伝って奥が深いですね。