出る杭を打たないコツ
「出る杭は打たれる」
よくあることです。。。
でも打つ側の心理としては
2種類あって、
意図的に打っている場合と、
無意識に打っている場合があります。
前者は、
悪意から来ているので
少なくとも自分は
やらなければいいのです。
(相手の行動は制限できませんしね)
厄介なのは後者の方です。
人間を含む生物には
「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」
という性質があります。
今の状態から変わらないように、
変わってしまったら元に戻るように、
そうさせる機能です。
本能ですね。
ちなみに、
体温を一定に保ったり、
心拍数を安定させるのもこの性質です。
生きていくための機能です。
なので、
無ければならないものなのですが、
人間は社会生活にも
この機能を当てはめてしまうのです。
つまり、変化を拒むんです。
個人単位でもそうですし、
会社や学校などの社会のグループでも、
変化しそうになると、
元に戻そうとします。
新しい意見、試みには
難色を示しますし、
新しい人にも、
今までの慣例を押し付けようとします。
”無”から何かを生み出すときは
それほどこの本能は顔を出しませんが、
現状である程度形が決まっていて、
変化しなくても、
まぁなんとかなってしまう状態
にあるとは、
この本能が強く働きます。
「うちのやり方はこうだ」
「前例が無いから出来ない」
なんていう、
一見もっともらしく感じるが、
冷静に考えると全く説得力の無い意見が
聞かれることとなります。
しかも、
これは本能ですから、
無意識に行ってしまうんですね。
悪意も無いですし、、、
本当に厄介です。
でも、それらが
停滞を招いてることに気づけなければ
新しいことにはチャレンジできません。
現状を変えたいのならば、
本能に抗って、
少し勇気を出して、
意識的に、変化を
していかなければなりません。
変化にはストレスが伴いますが、
そのストレスの原因が、
本能にあると分かっていれば、
対処のしようもあると思います。
人の意見に論理的にではなく、
瞬間的に、感情的に
反対したくなったら、
一度立ち止まって、
「あ、本能か」
と思ってみてください。
違った結果が得られるはずですよ(^^)