ラベリング効果

ラベリング効果とは

相手を褒めて、その気にさせる方法です。

悪用厳禁です!!

 
やることはひとつだけ。

ラベリング、つまり
“レッテル貼り”をしてしまいます。

それも良いところを見つけて。

 
例えば、

仕事がいつも遅い人がいて、
でも、直接注意をしづらくて
困っていたとします。

そんな時は、

その人が、遅い仕事の中でも、
まぁ早めの対応を取ってくれた
瞬間を見逃さず、

「早めにレスもらえてすごく助かった。
そういうところ素早いんだね!
ありがとう^^」

と褒めます。

そうすると、言われた方は、

「あ、早くやると褒められるんだ」

「次も、なるべく早くやろうかな」

なんて考え始めてくれます。

人には誰にも

褒められたい
認められたい

そんな欲求があります。

そこを突きつつ、
相手を乗せるようなイメージです。

 
まぁ、腹黒いやり方とも言えますし、
人間関係を円滑にする方法のひとつ
とも言えますね。。

でも、元々は
仕事が遅くてこちらが困っていたのを
相手に嫌な思いをさせることなく
改善させて、お互いが幸せになれる
手段を取っただけ

と考えれば、良い方法なのでは
ないでしょうか?

 
私も歌のレッスンで、
ちょっとプライド高めの人に
同じようなことをすることがあります。
(なんて書いちゃって良いのか^^;)

例えば、

「◯◯さんの歌声って、
ソ〜ラ辺りの響きが一番良いよね。
その声を聞くたびグッと来るんだよね」

と褒めます。

あなたの声は良いところがあります

と、レッテルを貼ります。

そうすると、言われた方は、

「ソ〜ラの響きが良いのか!
じゃあ(下の)ファ、ミ、レや
(上の)シ、ドでも同じような
響きがどうにか出せないかなぁ..⁈」

と、考え始めます。

 
こちらの本音としては、

「ソ、ラは良いんだけど、
その周り、せめて上下2音ぐらいも
同じような発声してくれないかな」

というような気持ちです。

ソとラが良いのではなくて、
他があまり良くないから
何とかしたいのです。

そこに目を向けて
改善したいと思わせたいのです。

その結果、
良い響きを探す練習に、
打ち込んでくれるようになります。

もし、

「ファ、ミ、レの響きが良くない」

と言ってしまったらどうでしょう?

どうすれば良いのか?
何が良くて何が悪いのか?

わからずに戸惑ってしまったり
相手の気分を悪くしてしまったり
するかもしれません。

そうすることを防ぐために、
このラベリング効果を使います。

 
考えようによっては
ひどいヤツだと思うかもしれませんが、、、

うまく歌えるようにする為には
手段は選びませんので..

 
人間関係を円滑にするための、
悪気のないテクニックと
思っていだければ
幸いでございますm(__)m

脳科学/心理学

次の記事

ハロー効果