思い出の場所へ
ある思い出の場所に、
25年振りに訪れました。
懐かしいやら
こっぱずかしいやら
なんとも言えない気分になりますね^^;
そこは、なんてことのない
住宅街の中の公園なのですが
高校2年生の私には
忘れられない場所なのです。
たまたま地元に帰って、
時間がぽっかり空いて、
しかもその場所の近所ということもあり、
何かに導かれるようにその場所へ
足を運んだのですが、
着いた瞬間に、
当時のことが鮮明に思い出されたり、
「あれ?こんな形だったかな?」
と感じたり、、、
中心にある桜の木が
当時よりも全然大きくなっていたり、、
遊具が寂れていたり、
新しくなっていたり、
しかし、まぁ、
青春してたんですね(笑)
人間の記憶は、
脳のどこかに仕舞い込んであるのに、
ふとしたきっかけで、
浮き上がってくるものです。
今回は、きっかけは
自分で作ったわけですが、
それでも想像以上の記憶が
蘇ってきました。
当時感じた風の肌触りや音、
匂いや、
そこでの会話など。
色々なものが、
本人の意思を無視して、
湧き上がってくるのです。
不思議ですよね。
それと、
帰り道に少し思ったのですが、
こういう体験をすると、
良くも悪くも、
記憶が上書きされてしまいます。。
当時の情景を思い浮かべようとしても
新しく見た情景を重なってしまい、
思い出がちょっとだけ滲むんです。
記憶が逆にあやふやになるんですね。。
それが嫌だとか、
そうならないために思い出の場所には
行かないとか、
決してそういうことではないのですが、
少し、それが勿体無かったかな、、
とも思ったりしました。
人間の感情は複雑ですね。。
記憶の扉を開くと同時に
ちょっと切ない気分を味わえた
なんとも言えない贅沢な時間でした。