歌の目線を上げて!

「歌の目線を上げて」

よく歌の指導中に言います。

そうすると、、

私の説明不足のせいで、
歌い手さんが顔を上に向けます(笑)

そうではなくて、、、

もう少し

遠くに向かって
2階席に向かって
大勢に向かって

歌ってください

というような意味です。

少しイメージがわきますか?

他にも、
『内向き』『外向き』
なんていう言い方もしますが、

こちらは抽象的ですので、
歌詞やメロディの解釈を
考える時には使いますが
レッスン中はあまり使わないですね。

 
この
「目線を上げて」
というのは、

表情を豊かにするのに効果的です。

もちろん、歌の解釈に合わせるのが
基本なのですが、

表情が出にくい、
いまいち表現に色がつかない

そんなフレーズにぶち当たった時に
特に効果を発揮します。

この場合は、あえて、
歌の解釈の逆を行ったりもします。

「え?この歌詞で遠くに向けて?」

「このメロディなのに近くに??」

なんて、歌い手さんも私も思うのですが
あえてやってみるのです。

そうすると、

「このワンフレーズの前半は目線を上げて、
後半は近くに向けて歌うとイイね!」

というような発見があったりします。

もちろん、なんの発見もなく
撃沈することもあります。。(悲)

でも、新しい発見があるかもしれないので、
まずはトライしてみるんです!

そうやって少しずつ、
歌の表現を作っていきます。

 
ちなみにこの話は、
たかだか2小節ぐらいの
表現を模索した時の出来事です。

1曲を作り上げるのには
相当時間がかかります。。。

でも、

その苦労、努力が無いと、
良い歌にはならないんですよね^^