日本人の手拍子と黒人のクラップ_その2

以前

『日本人の手拍子と黒人のクラップ』

という記事で、

拍手のスタート地点が違う

というお話をしました。

考え方というか、、

感じ方が違うんですね。

それについてもうひとつ
興味深い話があります。

メトロノームを

カッ、カッ、カッ、カッ、

と鳴らした時に、

「これに合わせて手拍子をしてください」

と言うと、

日本人は、
メトロノームに合わせて手拍子をします。

黒人は、
メトロノームの”裏拍”で手拍子をします。

これを読んでる日本人のあなたは
信じられないかもしれませんが

事実なんです!

黒人は、
アタックが裏にあるのが
当たり前なんです。

1拍目が、

「大地への踏み込み」

でスタートして、

それに対して手拍子で返す

というのが、

彼らのリズムにはあるんです。

「大地への踏み込み」って何?

と思われるかもしれませんが、

彼らの中には、

「ぐっと沈んで浮き上がる」という
感覚があるんだそうです。

そして言うまでもなく、

現代に溢れるロックやポップスは
彼らの音楽に多大な影響を受けています。

単純な8ビートでも、
2拍目と4拍目にアクセントが来ますよね。

これは、

1、3拍目が「踏み込み」で、

2、4拍目が「浮き上がってアクセント」

なんです。

こういう音楽を
我々もやっているのですから、

この感覚というのは
理解する必要がありますよね。

グルーヴを掴むには必要な感覚です。