嘘の実況
昨日のブログは、
テレビでのスポーツ観戦の話題でした。
それに関連したような話をもうひとつ。
スポーツニュースで
「ウソの実況」
が流れることがあるのを
ご存知でしょうか?
ニュースを盛り上げるために、
VTRに合わせて、
さもその場で実況したようなアナウンスを
後から付け足すのです。
なぜそれがわかるのか..?
放送関係者の方に
直接聞いたというのも
あるのですが、、
それ以前に
観ていてわかるんですよね。
「あ、本気の実況じゃないな」
と。
それはやっぱり、
“臨場感の違い”が大きいです。
その場の空気の中にいないことと、
原稿を読んでいる
もしくはVTRを観て、
あらかじめ考えておいたであろう言葉を
発している
ということが、
嘘っぽさを作り上げてしまうのです。
こういうニュースを観せられると、
「やらせ」と「演出」の境目って
なんなんだろう?
と思ってしまいます。
この辺りも、
音の専門家の職業病でしょうか(笑)
ちなみに、
スポーツニュースの元のVTRには、
現場の歓声などの現場の音と、
実況の声とは、
別々に録音されています。
(じゃないと海外の映像を
ニュースで流せないですからね)
カラオケと歌が分かれている
みたいなもんですね。
臨場感は現場音で
十分表現できるのですから、
嘘の実況をするぐらいなら、
後から正確なナレーションを
入れて欲しいですね。
スポーツファンのつぶやきでした。