胎教と子供と音楽

人間は母親のお腹の中にいるときから
何らかの形で音を聞いています。

それは子供達に音楽を聴かせたときに
心拍数の変動があるころからも分かります。

生後5日目の赤ん坊に、
生まれる前に聴かせていたものと
同じ音楽を聴かせると、
同じような生理反応を示します。

何かしら覚えているという事ですね。

 
生後4ヶ月になると、
さらに進んだ反応を見せます。

協和音ではリラックスをし、
不協和音ではぐずる、

といったようになります。

 
4、5才ぐらいでは、音楽を聴かせると

楽しい、悲しい、怖い、怒っている、

などの音楽が表現する感情の種類を、

長調か短調か
テンポの速い遅い

などの要因から、
大人と同じように(またはそれ以上に)
区別できるようになります。

 
音楽を聴いたときに反応する脳の部分は
「大脳辺縁系」で、
感情を反射的に(無意識に)作る部分と
同じところです。

大脳辺縁系は脳の中でも原始的な部分のひとつです。

外的要因で機嫌が悪くなるのも、
音楽を聴いて楽しくなるのも、
反射的に行っているということです。

 
音楽が嫌いな子供はあまりいません。
(成長とともに興味が無くなったり
別のものに興味が移る子供はいますが)

 
世界のどの民族にも音楽は存在します。

 
音楽と人間は切っても切れない関係のようですね。

脳科学/心理学

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