感動

ある学者さんによると、

「感動とは思考の後に生じるもの」

という考え方がある。

私はこれには、やや反対、です

 
例えば、

音楽を聴くときに、

「なぜ作曲家はこのメロディーにしたのだろう」
「なぜ作詞家はこの言葉を使ったのだろう」

と考えたり、

絵画を観るときに、

「なぜこの構図なのだろう」
「なぜこの色なのだろう」

と思考を巡らせた後に、

どんなに考えてもわからない、
自分の考えを超える部分に感動する

ということらしいのですが、、、

 
私は逆の順序だと思います。

 
何かに触れて、
得も言われぬ感情が沸き上がった後に、

「どうしてだろう?」「なぜだろう?」

と考えたくなる、

もしくは

考えようとも思えない…
(それぐらい圧倒された…)

そんな状態の方が

「感動」

を表しているのような気がします。

 
作り手としても、
ファーストインパクトを大事にして、
何も考えずに感じて欲しいです。

分析するのは、
その作品を好きになってもらってから
ゆっくりしていただければ嬉しいです。

そして“セカンド”でも“サード”でも、
色々と感じていだけたらさらに嬉しいです。

音響

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