においと記憶
あるにおいを嗅いだときに
不意に記憶がよみがえること
ありませんか?
その記憶は、
思い出そうとして
思い出した記憶よりも、
より細かく、よりリアルで、
より衝撃的によみがえります。
私はよく雨の日に懐かしさを感じます。
これは、雨のにおいから、
その季節ごとの記憶が刺激されるからです。
夏の夕立とかは強烈です。
不意に子供の頃に見た夕焼けを思い出したり
神社で雨宿りをしている場面を思い出したり
そこから派生して、
「あんな遊びやったな〜」
「あの頃の友達は何してんだろーなー」
などと記憶や思考が巡ります。
不思議な事に
子供の頃の記憶ばかりなのですが…
脳が得た刺激(この場合は匂い)が、
「脳の無意識側」に
データとして蓄積されていて
それが人の行動に深く関わってくる。
ということの一つの証明とも言えますね。
詳しく知りたい人は
「プルースト効果」で検索して下さい。
フランスの文豪プルーストの代表作
「失われた時を求めて」に記されてるそうです。