早十昊平のボーカルコーチング_056

今日取り上げる曲は

三浦大地さんの

『IT’S THE RIGHT TIME』

です。

 
まずはこちらを
映像は見ずに、
あまり何も考えず、
お聞き下さい。

 
1コーラス(〜1:30ぐらい)まで、
1回だけ聞いて下さい

 

 

 

そして次に、こちらをお聞き下さい。
(映像は絶対に見ないで下さい!)

※音量が小さいので上げてください。

 

 
 

どちらが好きですか?

どちらが心に響きましたか?

どちらが続きを聴きたくなりましたか?

 

第一印象を大事にして下さい。

同じ印象を受けたのでしたら、
それはそれでかまいません。

 
 

あなたがどういった感想を持たれたのか
非常に興味があります。

 
正解はありません。
何かを感じていたら是非教えて下さいね。

 
 
 

以下は、私の感想と、
そう感じさせた原因についてです。

 
 

映像を見てしまえば、
状況の違いは一目瞭然です。

 
CDとライブの違いですね。
(最初に見て頂いたのがCD音源で、
2つめがライブです)

 
 

私は1つめを聞いたときに、
すぐに飽きてしまいました。

このブログの題材にするには、
「音響的な問題」があり、
そればかりが気になってしまうので、
不向きと判断しました。

 
そこでYoutubeの「次の動画」の
サムネイルから他の動画を
探していたところ、
このライブ映像を見つけました。

 
そうしたら、最後まで
聞き入ってしまったのです!

 
 
前者の音源の、
「音響的な問題」というのは、

歌のピッチを後から直している部分が、
どうしても耳に付いてしまう

という点です。

 
 

ピッチ直しをすると感情が削がれた声(歌)になる

 
という事が、まことしやかに言われています。

 
代表的なのは「パフューム」や
「きゃりーぱみゅぱみゅ」ですが、

彼女らのように、直した部分をわざと
聞かせているアーティストは良いのです。

 
でも、いわゆる、歌唱力で勝負する
タイプの歌い手がピッチ直しをしたときに、
感情が削ぎ落とされてしまう
という経験を何度かしています。

 
 
私は、前者の音源からは、
感情があまり感じ取れず、
好きではなかった、、という訳です。

 
私が神経質なだけなのでしょうか(笑)

 
これだけライブで歌えるのであれば、
その良さをCDにも収録しなければ
もったいないな~

と思ってしまいます。

 
録音とライブ

どちらが良いとか悪いとかは無いのですが
どちらとも、歌い手の良さを最大限
引き出してほしいですね。

 

 
今日は、私のひとりごとでした。。。

 
 
ではまた!

 

このブログは、録音エンジニアで音響家の早十昊平が、人様の歌に好き勝手にケチをつける、、、じゃなかった、プロの歌録音の現場で日々行っているディレクションをもとに音楽を分析したものです。題材として取り上げている音楽やアーティストには敬意はありますが敵意はありません!むしろ好きです!!