芸術とエンターテイメントの違い
芸術は
自分がやりたい事をひたすらやって、
それに惹かれた人がファンとして
“勝手についてくる”
という形です。
エンターテイメントは、
自分がやりたいことをやりつつも、
誰かに観て(聴いて、感じて)
もらうことを前提として作ります。
そしてその誰かに
幸せになってもらう事も
ハナから盛り込まれています。
楽しんでもらったり、
感動してもらったり。
芸術もエンターテイメントも、
人生における豊かさ
感情を揺さぶられる事による高揚感
そういうものを味わうことのできる
ものです。
ならばエンターテイメントは、
そのために、あれこれ
手を尽くすことは欠かせません。
そこに「まぁこれでいいや」という
緩んだ感情が一つ入り込むと
そのほころびが全体を食い尽くします。
時間と予算の許す範囲で
各々が自分の役割を突き詰め、
それが
ただの自己満足ではないという事を自覚し、
その先に待っていてくれる”お客様”を
イメージする事を忘れてはいけません。
しかし
考えてみれば贅沢な商売です。
幸せを売って、
ビジネスとして生計を立て、
さらに幸せまで貰えるのですから。